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【39人目】リリー・フランキーの好きな映画 「リリー・フランキーが内田有紀に薦めた人生を変えるほどの映画とは!?」

リリー・フランキーの人生相談リリー・フランキーの人生相談
(2009/10/26)
リリー フランキー

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リリー・フランキー

「『どんな映画を観たらいいですか?』


これを言われるのが一番困る。
なにしろ、こちらが聞きたいぐらいなのだから。


そしてまた、
これを感受性豊かな才媛に尋ねられでもしたら、
その責任は重大である。


中途半端に感動を誘う作品で
その人の感性を鈍らせてしまってはいけない。

また、難解な作品に意味を持たせて紹介し、
その人の性格を捻じ曲げてもいけない。


適当に勧めたその1本が若い人の
人生を変えてしまうこともあるのだ。


数年前、当時まだ10代だった頃の
内田有紀嬢にコレを尋ねられてしまったことがある。





私は困惑した。


誰に尋ねられても困るようなことを、
彼女ほど素直で感受性の強い美女に
聞かれるとなると、事は重大である。


私は熟孝を重ねた末に、
1本の作品をダビングして彼女に渡した。


その作品がこれである。



『どですかでん』



私が彼女にそのテープを渡した時、
こう言った。



「これは、いつか有紀ちゃんに
リメイクしてもらいたい映画なんだ。


もちろん、主役の六ちゃんの役で。
君しかいないと思っている」。


そう言うと彼女は言った。



「六ちゃんってどんな役?」


「バカの役。
しかも、ただのバカじゃないよ。電車バカだ!!」


「あたし、バカ……!?」


「いや。そーゆー意味じゃない…んだけど」


それ以来、彼女は私に
『どんな映画を観たらいい?』と聞かなくなった。




黒澤監督の数ある作品の中で、
私はどうしてだか
『どですかでん』が好きなのだ。


(中略)


もし私がこの映画を観ていなかったら、
私はどれだけ爽やかな
おっさんになっていたことだろう。



1本の映画は人の視点という
人生を変えてしまうことがある。


絵に関しても、人間研究の視点に関しても
『どですかでん』は私の永遠のお手本だ。


そしていつか彼女にもこの映画が
素晴らしいと感じてもらえる日が来ると、
私は信じている。


私にとって、愛すべき人に推めたい作品とは、
この先も永遠に
『どですかでん』なのである」



(文藝別冊 黒澤明より) 




=============================


★『どですかでん』は僕も大好きな映画だ。
基本的に登場人物はキチガイばかり、
世界の黒澤明が撮ったカルト作とも言えるかもしれないが
映像的、色彩的にも異様な凄みを感じさせる。

そして
「黒澤明はこんな映画も撮れるんだ!」という驚きもあった。


僕は特にホームレス親子が好きで

「きみ・・・プールが出来たよ~~~!」のシーンは
衝撃的すぎて一生忘れることが出来ないだろう。


撮影中の黒澤監督は
終始ニコニコしながら
「かわいく撮ろうね」と言ってたらしい。

彼はこの作品を発表した翌年に
自殺未遂を起こしてもいるという事実も興味深い。



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